君はどこにいる?
この空の下のどこかにいるのかな

ラジオの電波みたいに
見えないエネルギーが
飛び交っている

僕が思っていることも
どこかに飛んでいくだろうか


空に吸い込まれて
薄れて消える

あるいは
いつか出会う君のもとへ

こんな夕暮れ時
フイにあたたかく強い気持ちになったとしたら
それは僕の思いが君に届いた証拠

~「夏の森」(銀色夏生)より①~

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