【幸福な人生への再スタート術②】
~自分を変える~
「過去と他人は変えることはできない。
変えることができるのは自分と未来だけである。」
これは精神医学の分野で患者にもいわれることがあるそうです。
先日、佐賀市内にある天理教の教会師である吉田さんと、人はどうやって変われるか、というテーマでお話ししました。
吉田さんは、中学校の先輩でもあり、また佐賀少年刑務所で教誨師も務めておられます。
私の主張は
「人は本質的に変わらない。
松の木が桜の木になることはない、梅の木が桜の木になることもない。
変わることができるとすれば、それは無駄な枝を剪定し
腐った部分を切り落とし、伸びていく方向を矯正することだけだ」
ということでした。
吉田さんはこの意見を聴いて
「田中君はやっぱり頭がいい」というおっしゃいまして・・・(苦笑)
今度、いろんなところでの説法に使われるそうです。(苦笑)
たぶん、人は本質的に変わることはなく、逆に、自己の本質に向かうことで、無駄な部分を切り落としていく、というプロセスそのものが「自分を変えていく」ということではないかな、と思います。
私が好きな作家で「アレックス・ロビラ」という作家がいますが、
彼の著作「幸福の迷宮」の中で、
最後に彼は次のように書いています。
「これはすべてを失い、そして一番の宝物・・・・
自分自身に、迷宮の真ん中で出会った人の物語。
この本は光の蝶のように、二枚の羽を持っている。
光の蝶と同じく、偶然あなたの手にとまったのではない。
あなた次第で、蝶は迷宮の真ん中への道を教えようと飛び続ける」
写真の花は「ストック」
花言葉は見つめる未来