【フルベッキ写真を再考する①】

フルベッキ写真とはなにか。
明治維新を成し遂げた志士たちが
佐賀で、在米オランダ改革派教会から派遣された
オランダ出身の宣教師グイド・フルベッキと
一緒に撮影したといわれている写真である。

現在、この写真は佐賀藩校、致遠館の学生を
明治元年に撮影したものとされている。

しかし、この写真を早くから紹介していた
佐賀大学の名誉教授だった杉谷昭氏は
この写真を慶応元年に撮影されたものであり、
まさしくこの写真右にある
志士たちの写真であると主張していた。

慶応元年に明治維新を
成し遂げた志士たち
(西郷隆盛、坂本竜馬、伊東博文、大隈重信、勝海舟など)が一堂に会した写真であると。

しかも、そこには明治天皇もいるというのである。

その真相について、
様々な論争が巻き起こされてきたが、
明治維新の目的の一つが
天皇の系譜を北朝から南朝に変える
ということであれば、
この写真が慶応元年に撮影されたと考える方が、
その後の展開はすんなりと理解できるのである。

その理由についてはのちほど。

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