長谷川京子さんの写真集「Just as a flower」を買った。
女優の写真集を買うことなどなかったのだが、カメラマンが沢渡朔氏であったことから、「絶対買いたい!」と思って購入した。

思った通り!!
40代の長谷川さんの女性美と沢渡朔氏の感性がうまくかみ合ったフェミニンな香りとほのかなエロティシズムが漂う最高の写真集になっている。

女性美を損なうことなく、エロティシズムも感じさせる映像をつくりだせるのは沢渡朔氏が最高といってもいいと思う。

小説でいうと谷崎潤一郎。

上質なエロティシズムというのはかなり難しい。男目線でのエロティシズムはえてして、下品になってしまうからだ。
男目線の獣性を感じさせてしまっては女性美が損なわれる。

だから、女性美を尊重するという気持ちがベースにあることが必須である。

そのうえで性愛のウェットさ、プライベートであることの隠微さ。
それらがうまく組み合わされることで、最高のエロティシズムが生み出される。

長谷川京子さんと沢渡朔氏コラボは長谷川さんの女性美を最高度に引き出しながらほのかなエロティシズムを感じさせる素晴らしい写真集になっている。


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