武雄市にあるイタリアンレストラン「La Mia Casa」。
ミシュランガイドにも掲載された味には定評のあるお店です。

オーナーシェフは宮本さん。
その奥様、香さんがパティシエを務めていらっしゃいます。

その香さんがつくるイタリアンパイ「スフォリアティーネ」が絶品。
「スフォリアティーネ」とはイタリアのパイ菓子。
大手チェーン店「Jolly Pasta」でも「スフォリアティーネ」が提供されてますが、香さんがつくるそれとは似て非なるもの。

香さんの「スフォリアティーネ」は
イタリアヴェローナの郊外ヴィラ・フランカの菓子舗<モリナリ>で、
1854年からかわらぬレシピで作り続けられている「スフォリアティーネ」と同じ製法によるものです。

イタリア独立戦争の折り、この地に立ち寄ったヴィレットリオ・エマヌエル2世とナポレオン3世の献上菓子として創案され、
それ以来(150年以上)門外不出のレシピだったのですが、香さんはそのレシピを学びました。

日本では彼女だけが知るレシピです。

パイ生地は1枚の生地を幾重にも折り重ねてつくるもの。
香さんの「スフォリアティーネ」は数えきれない層の生地を折り重ねてつくります。


原料は小麦粉、バター、砂糖のみ。
薄く幾重にも重ねられたパイ生地が軽くサクッとしていて
それにバターの風味が口いっぱいに広がります。

軽くて、サクッとしていて、それでも風味豊か。

ティラミスが重層的なオーケストラの味わいなら、
「スフォリアティーネ」は高度な技術に裏打ちされたアコースティックギターの名演奏。

シンプルながら、いやシンプルだからこそ、
その味わいがストレートに伝わる、
そんな感じ。

現在、製品化を目指して頑張っていらっしゃいます。

こうご期待、です!

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