元TOKIOの山口達也さんの佐世保での講演内容が面白かった。
一時期アルコール中毒者のための病院に入院したそうです。

※記事
https://news.yahoo.co.jp/articles/170783cd65dbdf02909bbb4a74eb8a2c73594cb8

以下はそこでの山口さんの気づき。
『それでも、本当にどうにもならなくて、初めて声を上げました。そして初めて「アルコール専門病院」に行き、依存症者たちの集団に入り、3ヶ月入院しました。
「そこで知ったのは、問題は酒ではないということです。問題は「自分の心の生きづらさ」にあった。
不安、羨み、そして低すぎる自己肯定感…。
「なんで自分はこうなんだ」「なんでうまくいかないんだ」。
自分を攻撃し続けていた。その傷をお酒で埋めていたんです。』

山口さんに限らず、何か社会全体として「生きづらさ」を抱えている人が増えているような気がします。
「生きているのが苦しい」とか「つらい」とか・・。
実際、
私の周りには「生きづらさ」を抱えている人が多い。

躁うつに悩む人、元受刑者、自己破産3回目、他社の債務の保証人になって自己破産した元経営者など・・・

では、まともに生活していればいいかというと、そうでもなく、山口さんの例でもわかるように、人もうらやむアイドルでいながらも「生きづらさ」を抱え込む人はいるのです。

公務員でもそう。
司法書士、行政書士、精神介護福祉士など多数の資格を持つ人でも、生きづらさを抱えていたりする。
一見、外面的には普通以上の生活をしていいる人でも「生きづらさ」を抱えている人もいるのです。

では、この「生きづらさ」の本質はなんなのか?

もともとユングは心理療法として精神を病んだ人の治療にあたっていた精神科医でもあるので「生きづらさとは何か」その本質を最もよく知る人物でしょう。

ではユングは「生きづらさ」の意味をどう解釈していたか?

「生きづらさ」とは必ずしも負の側面だけではないと心理学者ユングはいいます。
それどころかこの「生きづらさ」は新しい価値を生み出す人にとっての資質ともとらえています。

ユングの「生きづらさ」の解釈については人間の本質をついている側面もあるので、数回に分けてご紹介していきます。