およそ多くの宗教的解釈では
人間にとっての悲劇は神の計画の眼目であるらしい。
悲劇や悲しみは美徳の鉱脈に通じる洞穴であり、
暗闇とは救済という光の世界にたどり着くまでの坑道であると。
しかし、悲しみにうちひしがれていたとしても
人はその暗い坑道を
孤独のうちに歩み続けなければならない。
そのとき、何が支えになるというのだろう。
何が暗闇を照らすのだろう。
愛と光の光度。
それだけが暗闇を照らす灯だ。
そして、人の本当の強さとは
その光度を絶やさぬことだ。
写真の花は「胡蝶蘭」
花言葉は「幸福が飛んでくる」「純粋な愛」