夜にまぎれこんで
手のひらからこぼれおちて・・・
それでも
月の光はやわらかで

日常の中でふと感じることを綴ってみました。
夜にまぎれこんで
手のひらからこぼれおちて・・・
それでも
月の光はやわらかで

夕暮れ。
オレンジ色のグラデーションに
染め上げられた光の織物。
それは、
素肌の自分を、
かすかな痛みを、優しく包む。

できることなら
勝てる強さより
折れない勁さを

小さなアメーバから
巨大な銀河まで、
すべてのものに輪郭がある。
他者との境界だ。
それは僕と君とを区別する。
なかにいれば安全だが、
境界線の近くは不安定で危険だ。
前線がぶつかると、
エネルギーが発生し、衝突が起こる。
それでも境界の近くでこそ大きな発見がある。
アイデアが交わり、
知識を得、世界が広がる。
僕は僕だ。
でも境界を広げない限り、
君に近づくことはできない。
境界線を越えてまだ見ぬ地へ、
僕らは向かう。
それはこころの極限、そして魂の淵。
運よく生還できたものは
誰かと運命をともにする意味を知る。
外へ向かう旅も、内なる旅も、
旅はみんな同じだ。
愛する人と未知の体験をし、
それを分かち合う。
たとえどんなに短い旅であったとしても
その濃密な時間は
人と人とを結びつける。
変化を恐れなければ、
きっと旅は新しい道を示してくれるのだ。
*写真の花は「ベラドンナ」
花言葉「壮大な心」
WEB解析士:田中卓哉
熱帯雨林には300万種の生物がいる。
そのなかのひとつが地中に住むヒアリだ。
ヒアリは洪水のたびに命を脅かされる。
小さな生命に、自然は容赦なく脅威を見せつけるのだ。
生き残るためにはその試練に打ち勝つしかない。
ヒアリは洪水が来ると身を寄せ合い、
水が引くまでいかだのように漂う。
時には数か月も。
生き残る知恵をもたらしたのは
本能か、それとも試行錯誤の結果か。
もしかすると、ヒアリの場合、
波にさらわれた1匹が溺れまいとして
仲間にしがみついたのが始まりなのかもしれない。
どうすべきか知っていても
言葉にはできないとき、
人間ならどうするのだろう。
人間は最強の生物ではない。
一番素早くも賢くもない。
ただ助け合う能力なら
どんな生物にも負けないだろう。
人は協力し合い、
お互いに認め合い、
相手を思いやる。
そうすることで
強くなり、素早くもなり、
賢くもなる。
そして力を得て、
生き抜いていく。
洪水に襲われ、
生きる知恵を得たヒアリのように。
写真の花は「ランタナ」
花言葉は「協力」
【人生の軌道を変えるもの】
静止している物体は静止し続け、
動いている物体は動き続ける。
外からの力が加わるまでは。
慣性の法則だ。
人間も物体同様、
惰性に流されてしまえば、
不自由な現実に埋もれてしまう。
そのようにして、
人が歩む人生の道のりは
絡まりあったり
他の軌道に引き寄せられたりしながら
かつて無限にあった未来の可能性を
一つに狭めていく。
そして変えることも
逃げることもできない
たったひとつの結末にたどり着くのだ。
人生の道のりは
たとえ引き裂かれても
また引き寄せられる。
必然的な偶然で
かすめるように触れ合い
一瞬で離れたとしても
その影響は一生消えはしない。
道のりは何度でも交錯し、
時空を超えて
まためぐり合う。
進んできた道の進路を変えるのは難しい。
でも別の力が加わって
軌道を外れたとき、
チャンスは訪れる。
人生の道のり
未来を変えるのは何か。
それは偶然の出会い、
一見、不幸とも思えるような出来事。
そして、人間のあふれる愛。
軌道を外れることができたら
その先にあるのは
地図のない未知の世界。
道のないまっさらな世界だ。
写真の花は「アルストロメリア」
花言葉は「幸運」

【想いをつなぐ】
初の大西洋横断電信ケーブルは
全長54万キロ以上のワイアーからなり、
4630キロにも渡って
海底を這うようにつくられた。
このケーブルの敷設により、
人は自分のメッセージを
電気インパルスと信号にのせ、
地球の裏側まで届けることが可能となった。
だが、人は想いを伝えるインパルスを
生まれつき備えている。
声を届けたいと願い、
触れ合いを求める。
だから、いつも信号やサインを送り、
また、それらを受け取ろうとする。
自分への便りを探し、
つながりを求め、
メッセージを待っている。
たとえ何も聞こえなくても、
メッセージはどこかにある。
耳を澄ましていれば
大切なメッセージは
きっと聞こえてくるはずだ。
写真の花は「菖蒲」
花言葉は「便り」「伝言」
