30代の受刑者との文通も4通目。
今日、書き終えて、月曜日にも投函する。

残りの刑期4年間をどう過ごすのか。
出所後の目標をもってそのための準備期間として
無駄のないように過ごしてほしい、との旨を書いた。

他に簿記の勉強もしているらしく
まずは簿記3級を目指しているらしい。
わかりづらいそうだ。

自分も税務署の簿記講習を受けているが
ポイントは
①仕分け
②損益計算書
③貸借対照表
以上3点の関係がわかれば、スルッとわかるんだが・・・

その関係を簡単に説明した。

私は基本、受刑者に反省など求めない。
それより、まずは自分を見つめることを求める。
なぜなら、私が知る更生した元受刑者の多くが
深く自分を見つめ、考察しているからだ。

私が求めるのは反省ではなく
自分自身を深く見つめることである。
イメージ的には剪定である。
腐った部分、無駄な部分をそぎ落とし、
自分のコアとなる幹の部分だけを残す。
そして伸びていく方向性を見定め、
それに向かって努力していく、というものである。

この心的プロセスこそ
立ち直りの起点である、と確信している。

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