世界の三大美女といえば
日本では
クレオパトラ、楊貴妃、
そして小野小町である。
平安時代、9世紀末の女流歌人であり、
伝承によると現在の秋田県湯沢市の出身らしいが
正確なことはわかっていない。
小野小町がどれほど美人だったかわからないが
モテまくったそうである。
しかし、写真もなく、
逢瀬を重ねるほどの機会も少ないであろう時代に
小野小町がモテた理由は
単に見た目だけではなく、
彼女の繊細な文章表現、
歌のうまさにあると思う。
そこに多くの男性は惹きつけられたのだろう。
小野小町の有名な歌は多い。
「思ひつつ 寝ればや人の 見えつらむ
夢と知りせば 覚めざらましを」
こんな恋歌を贈られたら完全にノックダウンである。
この歌も切なく、いろっぽい
「いとせめて 恋しき時は むばたまの
夜の衣を かへしてぞきる」
誰もが知る歌ではこれだろう。
「花の色は 移りにけりな いたづらに
我が身世にふる ながめせし間に」
小野小町のモテ方はこうした
フェミニンな香りが漂う文章の色っぽさ
心のひだに触れてくる繊細な文章表現にある。
メンタルな色っぽさ。
女性の色っぽさの神髄はこうしたメンタルな
繊細でフェミニンな香りのなかにあるんだと思う。
ちなみに私は文章フェチで(笑)
小学生のころから今でも
作詞家である 阿木燿子さんのファンである。