誕生日

【大人の恋歌~誕生日~】

君がため 神が羽織りし 年月の十二単
重なる色あい 彩り続けて


今日、君はまたひとつ年を重ねる。
ひとつひとつの年月は、君自身を、

君の人生を彩っていくだろう。
まるで、鮮やかな衣を重ね着るように。
そして、そうした君のことを
僕はいつまでも愛おしく思うだろう。

 

涙のしずく

【大人の恋歌】

かみしめた 涙のしづくで 咲いた花
   折れることなく 枯れることなく

もし君が悲しみに出会って
涙を流すようなことがあっても
その涙で咲いた花があるのなら
それはいつまでも折れることもなく、
枯れることもないと思う。

そしてそれは何よりも美しいと思う。