生まれゆく命

今日誕生する赤ちゃんは49万人。
どの子も特別だ。

そのそれぞれの命がつながって
人類という輪になる。

へその緒を切られた瞬間、
意思を持ったひとりの人間が生まれるのだ。

人の体は複数の器官から
形作られていて、
60兆の細胞が存在する。

無数のタンパク質とDNAを備えた細胞。
それらが集まって人体は形成されている。

だが、なぜ、
細胞の集合体である人間に
大きな力が備わっているのだろう。

希望、夢、愛といった
人が抱く様々な感情に力が宿るせいだろうか。

それらは周りを動かす大きな力だ。

人と人をつなぐ糸は
場所や時を超える。

それはまるで
運命のいたずらのように
見えても、
すべては糸が引っ張られて起きたこと。

偶然ではなく、必然の出来事だ。

糸は擦り減っても
決して切れることはない。

しかし今、一番大切なつながりは
目の前にいるあなたなのかもしれない

 

地球上の70億の人々

この星には70億人の人々がいて、
広大な宇宙をさまよっている。
みんなひとりきりで
終わりのない旅をしている。

でも、その孤独にもろい人間はどう向き合うのか。

きっと孤独だからこそ
求めあい、誰もが誰かを必要とする。

その孤独と向き合う時、
人はより強く結びつく。

誰かを求め、誰かを必要とし、
助け助けられ、
この混沌とした世界のなかで
ひとつだけ人を救う
確かな想いがあるとすれば
それは自分が誰かに必要とされていると
信じることなのかもしれない。

そして偶然は
やがて必然へと姿を変えていく。

あなたと、僕と、みんなの間で。
もしそうなったら、
この世界は何が起きても不思議ではない。

写真の花は「青いバラ」
花言葉は「夢かなう」