実は・・・・実話③

夫婦でバイク店を営んでいたAさん。
経理についてはある会計事務所の職員Bに
すべて任せていた。
すると、とんでもないことが発覚した。
その職員Bが3千万円ほど
Aさんのお店の経理をごまかし
横領していたのだ。

おどろいたAさん。
Bを問い詰めた。
するとさらに余罪が発覚。
他のクライアントからも
総額1億円の被害があったのだ。

Bは会計事務所を退職したが
被害者はBに返済を求めた。
窮地に立たされたBは
「フィリピンで自殺するから
オレに生命保険をかけておいてくれ」
と言い残し、フィリピンに旅立った。

Aさんを含め、
被害者はBに生命保険をかけて
受取人になった。

ところがB、
フィリピンで自殺できず、
帰国した。
そしてAV専門のビデオレンタル事業を始めた。
それが大当たり、大儲けした。

被害者たちは返済を求めたが、
Bは返済を渋った。

そこでAさんは
「ではAVレンタルビジネスを教えろ」と
Bからビジネスノウハウを学び、
自身で事業を始めた。
これで、3千万の損失をカバーしようと考えた。

事業は順調にスタートした。
チラシを周辺地域にまき、
顧客も増えてきた。

ところが、チラシをみたヤクザが
Aさんに迫ってきた。
「オレたちのシマでなにやってんだ」
ということである。
困ったAさんはビジネスノウハウをもつ
Bを紹介することにした。

ヤクザ2人(兄弟だったらしい)を車に乗せ
AさんはBのいる事務所へ案内した。
Aさんは車で待機し、
ヤクザふたりがBと交渉し終え
帰ってくるのを待った。

しばらくしてやくざ二人が帰ってきた。
ところが、二人の服は血で染まっていた。
「Bを殺してきた」
「はっ???」
驚いたAさん、すぐさま車を発進し、
離れたところまでやくざ二人を移送し、
そこで降ろした。

しばらくして
ヤクザふたりは逮捕された。
ところが、このふたり
おそらく、口裏を合わせていたのだろう、
警察の取り調べでとんでもない供述をし始めた。

「Aさんから1千万円をもらって
Bの殺人を依頼された」と。

当時のAさんに1千万円の大金はもちあわせていなかった。
しかし、状況証拠はそろっていた。
3千万円の横領による損失。
Bさんにかけていた生命保険。
動機は十分、しかもヤクザには殺す動機は見当たらない。
さらにやくざ二人の供述は完璧に符号が一致していた。

Aさんは殺人の主犯として起訴され、
懲役14年の刑を言い渡された。

控訴を考えたものの、
控訴するには
量刑不当か新たな証拠が見つかるしかない。

Aさんには新たな証拠を見出せるほどの余裕はなく、控訴をあきらめた。

Aさんは14年の刑に服した。

私の読書遍歴~「バルテュスとの対話」

20世紀最大の画家バルテュス。
バルテュスは個人的な生活を公にすることはなく、
バルテュスによればそれは
「自分は画家としてのみ公に属するのであり、
私生活は自分の作品を理解するのに何の役にも立たない」という。

この書はバルテュスが自らの生い立ち、
交友関係、芸術文化にわたって語った
唯一の書といっていいだろう。

バルテュスの最初の画集はなんと11歳の時。
8~10歳までに描いた
愛猫「ミツ」のデッサンが
11歳のバルテュスに出会った
詩人リルケの目に留まり、
バルテュスの処女画集が発刊された。
その序文をリルケが書いている。

またリルケは13歳のバルテュスと
中国美術の系譜について語り合ったという。

そしてバルテュス22歳の時、
リルケから紹介された
パリに住むアンドレジイドの邸宅に
客として住むことになる。

ともかくバルテュスの交友関係がすごい。
ピカソ、ジャコメッティ、サルトル
カミュ、ジャックラカン、ロランバルト
ジョルジュバタイユなどフランスの芸術文化の
最高の人物と交流している。
特にピカソはバルテュスの絵画を購入している。

バルテュスは自身の絵画のことを宗教絵画といっている。
具象画でありながら、
絵画の隅々にいたるまで満ちている静溢な神性。
それがバルテュス絵画の魅力だろう。

そして日本のこと。
日本で出会った女性セツ子さんを後に妻とする。
親日家の一面もみせる。

この対話を通じてわかることは
バルテュスの文化芸術に関する理解の深さである。
限りない知性と教養に裏打ちされた芸術家であることがわかる。

バルテュスファン垂涎の書である。

実は・・・実話②

福岡県内に住む小学校教諭のA子さん。
年齢は30歳を過ぎ、結婚を意識し始めた。
たまたま知人の誘いで合コンがあり、
誘いに乗って、参加した。

合コンは盛り上がり、
泥酔したA子さん、
フラフラになり
その後の記憶はない。

さて、翌朝、起きてみると、
A子さんラブホテルとおぼしき
見知らぬベッドの上で
全裸のままになっていた。

「レイプされた」
A子さんは直感的にそう思い、
すぐに、病院に行って体液を取り出し、
DNAデータをとって警察に被害届を提出した。

その数日後、
A子さんはあるイケメンB君と
付き合うことになった。
B君は実業団バスケットボールチームへの入団が
予定されている長身のイケメン。
入団前の当時、
バル風の居酒屋でアルバイトしていた。

とにかくモテた。
B君目当ての女性客も多かった。
料理はうまいし、
長身でイケメン。
これでモテないはずがない

A子さんもゾッコン。
実はA子さん、小学校教諭でありながら、
趣味は競馬、
それも本格的で
30代でありながら
資産は1000万円を超えていた。
まだ収入がままならないB君に
車などを買い与えた。
そして二人は婚約した。

ただ、B君の生い立ちは
決して恵まれたものではなかった。
幼いころ、両親を交通事故で亡くし、
祖父母から育てられた。
ただ、この祖父母がすさまじかった。
子どもに手をあげるのは
親のしつけと考えるのが当たり前の世代。
B君は小さいころから、
今でいうDVにさらされていた。
暴力が日常化していたのである。

そのB君、ある日、お店の男性客と口論となった。
B君はその日は収めたものの
気分はおさまらない。
数日後、たまたまその男性を町中で見つけ
追跡、男性のアパートに乱入、
ゴルフクラブで滅多打ちにした。

B君は実業団バスケットボールチーム入りを直前にして、
傷害容疑で逮捕。
B君は取り調べを受け、指紋、DNAデータなどを採取された。
すると、とんでもない余罪が発覚したのだ。
A子さんの体内から採取された体液のDNAと
B君のDNAが一致したのである。

真相はこうである。
泥酔したA子さんをB君はちゃっかりお持ち帰りしてしまったのだ。
そして翌日、B君は仕事があったため
A子さんを置いてきぼりにして
そのまま立ち去ったのだ。

B君は傷害罪のほか、強姦罪でも起訴された。

驚いたのはA子さん。
婚約までしたB君が
なんと自分をレイプした犯人として起訴されたのである。
A子さんは被害届を取り消そうとしたが
時すでに遅し、A君は起訴されてしまっていた。

弁護側はB君の情状証人として
A子さんを裁判所に要求。
容疑者の情状証人として
被害者が証言台に立つという前代未聞の
証人要請を裁判所は却下。

結局、B君は懲役10年の実刑を宣告された。

A子さんはB君の面会に訪れ、
涙ながらに別れを告げた。

実は・・・実話①

実は・・・実話】

福岡県内でお持ち帰り用の焼き鳥屋さんを営んでいるAさん。
ある人物から「ちょっとこれ預かっておいてくれ」とある段ボール箱を渡された。
顔見知りでもあったため、何の疑問も持たず、Aさんはその段ボールを倉庫においていた。

数か月後、倉庫に出入りしていたAさんの長男B君が段ボールを発見し、その中身を開いた。
「かっこいい、モデルガン!」
そこには本物そっくりの精巧なモデルガン(?)があった。
B君、友達に自慢したく、それを中学校に持って行った。

当然、先生から取り上げられる。
取り上げられたモデルガンは教諭室の金庫に保管された。
ただ、そのモデルガンを手に取ったある教諭は、中に弾丸らしきものがあるのに気づき、校庭にもっていき、板を置いて、その板に向かった引き金を引いた。

「パン」という乾いた音が校庭中に響き、実弾が発射され、板が割れた。

「本物の拳銃!」
驚いた教諭は校長に報告し、すぐさま、警察が捜査に動き、Aさんは拳銃の不法所持、銃刀法違反によって逮捕、その後3年の実刑を受けた。

Aさんに拳銃を預けた知人は警察の捜査に「知らぬ存ぜぬ」と貫き通し、おとがめなし。
しかも暴力団組員だった。

Aさんは実刑3年、しかも暴力団との近親者と指定され、初犯刑務所ではなく累犯刑務所へ移送された。

Aさん、その知人を必ず有罪にもちこんでやる、とその意思や固い。