心理カウンセラー諸岡さんとの出会い

佐賀県内で心理カウンセラーとして活動していらっしゃる諸岡さん。
諸岡さんとの出会いは知名弁護士のご紹介で昨年末、居酒屋でお会いした。
諸岡さんは非行少年の心の回復プログラムも実践しているそうだ。
私は元受刑者の社会復帰のためには
心の回復、あるいは修復が必要だという考えを持っていますが、
幸い、知名弁護士の紹介で
諸岡さんとお会いすることができた。

また、昨日もファミレスで再開し、
いろいろお話したところ、
諸岡さんとは知名弁護士のご紹介以前に
ある異業種交流会で会っていたことが分かった。
不思議なご縁だな、と思う。
おそらく会うべくして会ったのでしょう。

諸岡さんも私も
罪を犯した人の社会復帰のためには
「心の回復、修復が必要」という考えです。

元受刑者を
罪を犯した人を自分とは峻別し、
「モラルが欠落した人」とみなし、
説教する、か遠ざけるかというのが大方の態度そのものが
間違っているという立場です。

私が今まで出会った「ちゃんと社会復帰した元受刑者」の人たちの多くが
罪を犯した原因を自分の生い立ちから見つめなおし、
心の回復という内的プロセスを経ていました。

立命館大学の森久教授にいわせると
罪を犯すという結果に至るまでには
「本人の特性のみならず、その置かれている状況、
文脈、他者との関わり等、
多様な要素が偶然(不幸)にも
絡み合った結果として、
本人は犯罪という「現象」に至るのです。」

単純にモラルの欠落が犯罪にいたるわけではなく、
さまざまな要因が絡まりあっており、
そのなかでも
心の病んだ部分、傷んだ部分、小さな闇、
そうしたメンタル部分での修復、回復が
罪を犯した者の再起のための
必須要件であると考えており、
かつそうした認識を社会が持つべき、と考えています。

そういう立場に立っていますので
相手の内面を見ずにして
安易に説教するという態度はすべきでないと考えます。

諸岡さんとも
そうした罪を犯した人の再起のためには
メンタル面でのケアが必要という考えで一致しており、
今後は諸岡さんと協力して
非行少年、元受刑者の社会復帰のための活動を
行ってまいりたいと考えております。

小野小町のモテ度に関する一考察

世界の三大美女といえば
日本では
クレオパトラ、楊貴妃、
そして小野小町である。
平安時代、9世紀末の女流歌人であり、
伝承によると現在の秋田県湯沢市の出身らしいが
正確なことはわかっていない。

小野小町がどれほど美人だったかわからないが
モテまくったそうである。

しかし、写真もなく、
逢瀬を重ねるほどの機会も少ないであろう時代に
小野小町がモテた理由は
単に見た目だけではなく、
彼女の繊細な文章表現、
歌のうまさにあると思う。
そこに多くの男性は惹きつけられたのだろう。

小野小町の有名な歌は多い。
「思ひつつ 寝ればや人の 見えつらむ
 夢と知りせば 覚めざらましを」
こんな恋歌を贈られたら完全にノックダウンである。

この歌も切なく、いろっぽい
「いとせめて 恋しき時は むばたまの
 夜の衣を かへしてぞきる」

誰もが知る歌ではこれだろう。
「花の色は 移りにけりな いたづらに
 我が身世にふる ながめせし間に」

小野小町のモテ方はこうした
フェミニンな香りが漂う文章の色っぽさ
心のひだに触れてくる繊細な文章表現にある。

メンタルな色っぽさ。
女性の色っぽさの神髄はこうしたメンタルな
繊細でフェミニンな香りのなかにあるんだと思う。

ちなみに私は文章フェチで(笑)
小学生のころから今でも
作詞家である 阿木燿子さんのファンである。