【大人の恋歌】~教会通り~

【大人の恋歌】~教会通り~
日曜の教会通り
祈る口元
食べることも
愛の言葉も

口は禍のもとというけれど、
本当は生きるもとじゃないだろうか。
神への祈りも、
食べることも、
そして、愛の語らいも。

だから、君のために
愛の言葉を紡ごう。
そして、贈ろう。

花束を贈るように。

大人の恋歌~春空~

【大人の恋歌】
~春空~

この空の下、君はどこにいる?
同じ空をみているのかな?
想いは届くかな?
ラジオの電波が届くように
いつか出会う君のもとへ。

 

 

 

 

 

 

 

WEB解析士:田中卓哉

春の恋歌④~ほととぎす~

【春の恋歌④】
~ほととぎす~

いにしえの
 恋歌うたう ほととぎす
君のゆくへを 風にまがえば

「まがえば」は「見失う」の古語
ほととぎすは5月の季語ですが、
追想の暗喩にも使われます。

花橘と対で使われると
ほとんど追想の暗喩ですね。

花橘も追想の暗喩でもあります。
古今和歌集のこの歌が元です。
「五月待つ
 花橘の香をかげば
 昔の人の袖の香ぞする」

この歌をもとにした与謝野晶子の歌がこれです。
「橘も
 恋のうれひも 散りかへば
 春を懐かしみ ほととぎす鳴く」

さすが、与謝野晶子。
古今和歌集の歌を元歌にして
いろっぽい恋歌に仕上がってます。

歌の鑑賞も元歌を知ると
また違った味わいがあります。