実は・・・実話⑥-1

佐賀県内に住むA君。
平成23年当時、パソコン教室の講師を務めていた。
厚労省が実施していた就労支援事業の一環で
就労を希望する人たちに職業スキルをつけさせ
また、受講中、生徒は一定の要件を満たせば、
生活給付金を受給できるという制度だった。

そしたら、嬉野市に住むY君から
「Aさん、久留米市のある有力者で
パソコン教室を新たに開きたい、という人がいるんだけど
会いませんか?」
と誘いを受けた。

そこで、A君、Y君の紹介で久留米でM兄弟とあった。
Y君の紹介ではMさんは「久留米の地元有力者」
ちょっと雰囲気が
「ちょいワル」風だったのが気になったが
久留米の中小企業経営者には
こういう雰囲気の人も多いので
A君は特に気にせず
M兄弟に厚労の就労支援事業について
説明した。
そこに同席していたM兄弟の部下と思える2人が
久留米と嬉野でファイナンシャルプランナーとパソコンを教える就労支援の教室を開くことで話がまとまった。
時は平成22年の8月、暑い日の昼下がりだった。

to be continued・・・・

実は・・・実話②

福岡県内に住む小学校教諭のA子さん。
年齢は30歳を過ぎ、結婚を意識し始めた。
たまたま知人の誘いで合コンがあり、
誘いに乗って、参加した。

合コンは盛り上がり、
泥酔したA子さん、
フラフラになり
その後の記憶はない。

さて、翌朝、起きてみると、
A子さんラブホテルとおぼしき
見知らぬベッドの上で
全裸のままになっていた。

「レイプされた」
A子さんは直感的にそう思い、
すぐに、病院に行って体液を取り出し、
DNAデータをとって警察に被害届を提出した。

その数日後、
A子さんはあるイケメンB君と
付き合うことになった。
B君は実業団バスケットボールチームへの入団が
予定されている長身のイケメン。
入団前の当時、
バル風の居酒屋でアルバイトしていた。

とにかくモテた。
B君目当ての女性客も多かった。
料理はうまいし、
長身でイケメン。
これでモテないはずがない

A子さんもゾッコン。
実はA子さん、小学校教諭でありながら、
趣味は競馬、
それも本格的で
30代でありながら
資産は1000万円を超えていた。
まだ収入がままならないB君に
車などを買い与えた。
そして二人は婚約した。

ただ、B君の生い立ちは
決して恵まれたものではなかった。
幼いころ、両親を交通事故で亡くし、
祖父母から育てられた。
ただ、この祖父母がすさまじかった。
子どもに手をあげるのは
親のしつけと考えるのが当たり前の世代。
B君は小さいころから、
今でいうDVにさらされていた。
暴力が日常化していたのである。

そのB君、ある日、お店の男性客と口論となった。
B君はその日は収めたものの
気分はおさまらない。
数日後、たまたまその男性を町中で見つけ
追跡、男性のアパートに乱入、
ゴルフクラブで滅多打ちにした。

B君は実業団バスケットボールチーム入りを直前にして、
傷害容疑で逮捕。
B君は取り調べを受け、指紋、DNAデータなどを採取された。
すると、とんでもない余罪が発覚したのだ。
A子さんの体内から採取された体液のDNAと
B君のDNAが一致したのである。

真相はこうである。
泥酔したA子さんをB君はちゃっかりお持ち帰りしてしまったのだ。
そして翌日、B君は仕事があったため
A子さんを置いてきぼりにして
そのまま立ち去ったのだ。

B君は傷害罪のほか、強姦罪でも起訴された。

驚いたのはA子さん。
婚約までしたB君が
なんと自分をレイプした犯人として起訴されたのである。
A子さんは被害届を取り消そうとしたが
時すでに遅し、A君は起訴されてしまっていた。

弁護側はB君の情状証人として
A子さんを裁判所に要求。
容疑者の情状証人として
被害者が証言台に立つという前代未聞の
証人要請を裁判所は却下。

結局、B君は懲役10年の実刑を宣告された。

A子さんはB君の面会に訪れ、
涙ながらに別れを告げた。

実は・・・実話①

実は・・・実話】

福岡県内でお持ち帰り用の焼き鳥屋さんを営んでいるAさん。
ある人物から「ちょっとこれ預かっておいてくれ」とある段ボール箱を渡された。
顔見知りでもあったため、何の疑問も持たず、Aさんはその段ボールを倉庫においていた。

数か月後、倉庫に出入りしていたAさんの長男B君が段ボールを発見し、その中身を開いた。
「かっこいい、モデルガン!」
そこには本物そっくりの精巧なモデルガン(?)があった。
B君、友達に自慢したく、それを中学校に持って行った。

当然、先生から取り上げられる。
取り上げられたモデルガンは教諭室の金庫に保管された。
ただ、そのモデルガンを手に取ったある教諭は、中に弾丸らしきものがあるのに気づき、校庭にもっていき、板を置いて、その板に向かった引き金を引いた。

「パン」という乾いた音が校庭中に響き、実弾が発射され、板が割れた。

「本物の拳銃!」
驚いた教諭は校長に報告し、すぐさま、警察が捜査に動き、Aさんは拳銃の不法所持、銃刀法違反によって逮捕、その後3年の実刑を受けた。

Aさんに拳銃を預けた知人は警察の捜査に「知らぬ存ぜぬ」と貫き通し、おとがめなし。
しかも暴力団組員だった。

Aさんは実刑3年、しかも暴力団との近親者と指定され、初犯刑務所ではなく累犯刑務所へ移送された。

Aさん、その知人を必ず有罪にもちこんでやる、とその意思や固い。