負の感情を持たないこと。
このことがおそらく最も楽に生きれる秘訣だと思う。

こういうとまるで聖人君子のようにも見えるが(笑)
実はそうではない。

かつて6か月間誰とも話をしない期間をすごしたことがある。
最初の2週間は運命を呪い、
そのようなきっかけをつくった人物への
恨みや怒りで心の中はマグマのように渦巻いていた。
怨嗟の言葉が心の中に充満していた。

しかし、その当たり所がまったくないのだ。
徹底した孤独の中、
どれほど怨嗟の声をあげようと
聞く人もおらず、
ましてや相手への復讐じみたことなど
できる状況でもない。

腐臭に満ちた言説を
SNSなどで拡散するといった
愚かな行為さえもできないのだ。
(そもそも、そのような行為は自分の美学に合わないが)

しだいに、
そうした負の感情を持つこと自体が
自分の心に大きく覆いかぶさり
心は窒息しそうになっていた。

自分の負の感情が
自分を苦しめているのだ。

そのことにふと気づいた。
自分の負の感情が
自分を苦しめていることに。

おそらく外界のあらゆる事象は
トリガーに過ぎない。
そのトリガーに反応した自分の負の感情が
自分の心を苦しめる元凶なのだ。

それからの数か月間
自分の中にある負の感情を
削ぎ落すという心のプロセスに
執心した。

そして6か月間を過ぎると
心は軽くなっていたのだ。

それはそのから4年後の今も自分の生活信条となっている。

「負の感情をもたないこと」
これが心を軽くする秘訣である。

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