高齢者の免許証返納について考える

連日のごとく、高齢者の自動車事故の報道が続く。
今日も80代男性が自ら運転する車で妻を轢いてしまったそうだ。
先日、杉良太郎氏が免許証を返納したことが話題になったが、
これはこれで返納の機運を高めることになろう。

しかし、単純にそういえるだろうか?
杉良太郎氏ともなればお抱え運転手もいるだろうし、
また、都市部にすむ人であれば公共交通機関も整備されているので
どこへいくにも不便はない。

上述の妻を轢いてしまった80代高齢者も
返納を考えていたようだが
「通院しなければならないので」という理由で
運転を続けたようだ。

中山間地域に行くと
高齢者が軽トラックで運転している光景をよくみかける。
危なっかしいのだが、
必需品である。
私が知る大山さんという93歳のご老人も
昨年までは軽トラックを運転していた。

あくまで個人的意見だが、
返納したい人は返納してもいいだろうが、
車を生活の足として
まだ必要としている人については
高齢者向けの安全技術の高い車の開発、
というのが現実的ではないかと思う。
自動運転の技術が実用化されれば、
より、安全性は増すだろう。

返納だけではなく、より現実的な解決策を考えた方がいいと思う。

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